日記(悪性リンパ腫 闘病記)

「悪性リンパ腫」での闘病記録です。同じ病気、また他の癌と戦っている/戦った人に何か役に立てるかと思い、書き留めます。

通院(ジーラスタ注射)

2021/2/12  3コース目(3日目)

好中球減少を補うためにジーラスタを皮下注射してきました。通院になって2回目。入院時はジーラスタでなくフィルグラスチムを投与していました。

1コース目の1月4日には好中球数の数字が21まで減りました。これはGrade4(生命を脅かす;緊急処置を要する)に相当。基準値は2000〜7500/μL。手を打たなければ生命に影響するということです。

 

はたらく細胞の好中球

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以下は、前回の皮下注射時も一部載せてます。

 

ジーラスタとフィルグラスチム

G-CSF(Granulocyte Colony Stimlating Factor:顆粒系コロニー形成刺激因子)製剤の1つ。G-CSFとは、骨髄中の顆粒球系(特に好中球)の分化•増殖を促進する作用や好中球亢進作用、好中球に対する抗アポトーシス作用などをあらわし好中球減少症に有効な物質。

 

G-CSF製剤としては、フィルグラスチム(商品名:グラン®)、レノグラスチム(商品名:ノイトロジン®)といった製剤や、フィルグラスチムのバイオシミラー(バイオ後発品)の製剤がある。また2014年11月に発売されたペグフィルグラスチム(商品名:ジーラスタ®)は持続性のG-CSF製剤であり、フィルグラスチムにペグ(PEG:ポリエチレングリコール)という物質を結合させることで、従来のG-CSF製剤に比べ血中濃度半減期を延長させ「がん化学療法の1サイクルにつき1回の投与」を可能にしている。

 

入院中はフィルグラスチムを1コース期間内に6回投与しました。ジーラスタは上記の通り、持続性があります。その代わり価格が高い。なので、先生は「入院では使えない」と言われてました。

今日、注射をしていただいた看護師さんに改めて聞いたら「高いから。フィルグラスチムなら毎日でも打てる」とのこと。理由は“高い”、それだけのよう。

 

ジーラスタは確かに高いです。皮下注射で3.6mgですが、PET検査より高い。製薬会社が独占販売出来るのは10年のようなので、2025年あたりからは価格も下がるかも。

 

味覚障害

3コース目の抗がん剤投与後、悪化。今まで、ヨーグルトやリンゴジュースなど、甘酸っぱさはしっかりと感じてましたが、感じ方が弱くなりました。薬剤師の方によると、完全に治すのは無理だけれど、味覚障害を緩和する薬はあるとのこと。もっと酷くなったら処方をお願いするかも。

人によっては、全く味を感じない、全て苦く感じる、全て甘く感じる、などあるそうですが、そこまでではないので。

 

病院帰りにファミマで麻婆丼を買って自宅で食べました。刺激物は避けてきましたが、好物なので味を感じるかも含めて食べてみようと。辛さは感じますが、味はやはりダメですね(T_T)

 

足の指

通院は病院まで歩き。帰りも歩いて帰ろうとしたのですが、左足の薬指が痛くなり五反田から池上線に乗って帰宅。初めての痛みでした。

たまたまかみさんが帰宅した時に靴下を脱いだら、薬指の爪が割れて血が出てました。副作用で爪が弱くなってのことか?分かりません。

 

アップします。