鼻血とジーラスタ
2021/4/19 6コース目(4日目)
今日はジーラスタ注射のため通院。
鼻血
今朝、食事をしようとしたら鼻水がツツッと垂れてきました。花粉症の影響でいつものことと思ったら鼻血。治療に入ってから何回かありましたが、久しぶりです。
ティッシュ突っ込んでたら、治りました。
ジーラスタ
好中球減少を補うためにジーラスタを皮下注射してきました。前にも書きましたが、入院時はジーラスタでなくフィルグラスチムを投与。
1コース目の1月4日には好中球数の数字が21まで減りました。これはGrade4(生命を脅かす;緊急処置を要する)に相当。基準値は2000〜7500/μL。手を打たなければ生命に影響する数値。
ジーラスタは高価(皮下注射3.6mg:薬価108,635円)ですが、やらないと命に関わります。
4月16日の抗がん剤投与時の採血結果では好中球数2550でしたので、今は問題ありませんが抗がん剤の副作用である骨髄抑制期(赤血球、血小板、白血球の減少)はこれからです。
以下は以前に書きました。
ジーラスタとフィルグラスチム
G-CSF(Granulocyte Colony Stimlating Factor:顆粒系コロニー形成刺激因子)製剤の1つ。G-CSFとは、骨髄中の顆粒球系(特に好中球)の分化•増殖を促進する作用や好中球亢進作用、好中球に対する抗アポトーシス作用などをあらわし好中球減少症に有効な物質。
G-CSF製剤としては、フィルグラスチム(商品名:グラン®)、レノグラスチム(商品名:ノイトロジン®)といった製剤や、フィルグラスチムのバイオシミラー(バイオ後発品)の製剤がある。また2014年11月に発売されたペグフィルグラスチム(商品名:ジーラスタ®)は持続性のG-CSF製剤であり、フィルグラスチムにペグ(PEG:ポリエチレングリコール)という物質を結合させることで、従来のG-CSF製剤に比べ血中濃度半減期を延長させ「がん化学療法の1サイクルにつき1回の投与」を可能にしている。
改めて「好中球」とは
好中球は5種類ある白血球の1つ。侵入した細菌などの異物を局所に留めて処理(殺菌)するため、細菌感染などに対して前線で働く生体防御。盛んな遊走運動(アメーバ様運動)を行い、主に生体内に侵入してきた細菌や真菌類を貪食(飲み込む事)殺菌する。体を守ってくれるとても大切な存在。
ただ、成熟好中球の寿命は非常に短く、通常であれば長くても2〜3日程度でアポトーシス(細胞の自然死)を引き起こす。抗がん剤などによって白血球などに分化する造血幹細胞が障害を受けると、成熟好中球が補完されないため好中球が減少していく。
指先の痺れ
ずっと継続した副作用ですが、抗がん剤投与後はやはりひどくなります。もう、慣れてますけど、、、
アップします。