日記(悪性リンパ腫 闘病記)

「悪性リンパ腫」での闘病記録です。同じ病気、また他の癌と戦っている/戦った人に何か役に立てるかと思い、書き留めます。

コロナワクチン、がん細胞

2021/2/15  3コース目(6日目)

コロナワクチン

悪性リンパ腫は、リンパ球(自分の場合はB細胞)のガン化。B細胞は抗体を作る重要な細胞ですから、免疫(抗体)を作るためのワクチン接種は抗がん剤治療時において大丈夫なのか?

以前、先生は「学会から見解が出るはず」と言われてました。

ただネットを見ると、ガン患者のようなリスクのある人ほど、早くワクチン接種すべきとの情報もあります。

自分は積極的に打つという姿勢ですが、次の通院時には新しい先生となりますので、確認したいと思ってます。

 

地震

一昨日の地震は東日本大地震より揺れた、という方が多いとニュースでやってました。専門家によると今後10年はまだ大震災の余震があると。地球の営みから考えれば、10年はほんの一瞬なのでしょうが、人にとっては長い。

 

味覚障害

ポッカレモンで食事前にうがいをするようにしましたが、今のところ味の変化なし。プレドニン投与は昨日で終わったので、その影響も含めて様子見ですね。

 

はたらく細胞!!」に、がん細胞登場

#6「善玉菌」にがん細胞が登場。次回、NK細胞/メモリーT細胞/好中球との戦いに。楽しみ。どう倒すのか?

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今、自分のガンを倒しているのは抗がん剤悪性リンパ腫は固形癌と違い全身を巡ってますから、抗がん剤が基本的な治療法ですが、どこかの臓器に転移、浸潤しているかは、画像判断や直接検診しない限り症状でしか分かりません。

俳優の松方弘樹さんは「脳リンパ腫」で亡くなられました。これも悪性リンパ腫です。頭痛や手の痺れから分かったようですね。

 

ちなみに全身の腫瘍をチェック出来るPET検査ですが、画像で脳は真っ黒に映ります。PETでは脳の腫瘍を確認出来ません。ただ、検査として苦手な部位はありますが有効な検査、10日後に受けます。

 

アップします。

プレドニン最終日、地震、バレンタインデー

2021/2/14  3コース目(5日目)

地震

昨日の地震で被災された皆さま、心よりお見舞いを申し上げます。

東京もかなりの横揺れを感じました。震度4でしたが、うちは木造ですからギシギシと音を立てての揺れ。高台なので浸水の危険はありませんが、木蜜地域のため火災には弱いです。

 

福島、宮城は震度6強津波が無かったのは幸い。また、11時台でまだ就寝前の方が多い時間だったことが、怪我人が思ったより少なかった要因かなと思います。

当分、大きな余震が予想されていますので、注意が必要ですね。

昨日も、夜中の余震に備え、かみさんがザックに入れた避難用具を部屋に用意してくれました。

 

プレドニン

R-CHOP療法のうち、RCHO(それぞれ薬剤)はサイクルの初日に投与。P(プレドニン)だけは初日に点滴、残り4日錠剤での投与で、本日が最終日。ネットで効能を確認すると花粉症にも効くみたいです。

ただ、プレドニンステロイド。「ステロイド」と聞くだけで、副作用が多い気がして投与期間は穏やかではないです。

 

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ネット情報では、重大な副作用がこれでもかと書いてあります。

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心筋梗塞脳梗塞、アキレス腱断裂、なども書かれていて、恐ろしい。自分の感覚では、味覚障害プレドニンの影響があるような気がしてます。

 

爪の変色

フリーアナの笠井さんは、6コースの抗がん剤投与で爪に6本の横線が出来たとブログに書いてありました。自分は、今まで爪の変化がなかったですが、本来、半月のところは白いはずが“爪甲”より濃い色になってます(爪の形が悪いので写真なし)。段々上がってきて、全て変色した爪になるのかと。

 

爪の構造

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バレンタインデー

毎年ビールでしたが、今日の朝、かみさんからチョコレート。甘さはしっかり感じて美味でした。うっかり包装紙取ってしまった写真ですm(__)m

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今日は散歩なし。

アップします。

 

 

お雑煮

2021/2/13  3コース目(4日目)

頭の重さ

今回は、1コース目、2コース目と違い頭が少し重い。痛いのではなく、何だかモヤモヤしている。熱はなし。関係があるかは分かりませんが、血圧が少し高くなってます。高いと言っても上が120台ですが、、、一昨日の抗がん剤投与前は、90〜110の間で大体収まってました。

ただ、入院中の1コース目では、しばらく頭が痛くてテレビを見る気にもならなかった。あの時を考えると問題はないです。

 

お雑煮

2021年1月1日は、病院で、かつ食止め。大晦日の年越し蕎麦も正月のお雑煮もなく、一人で寂しい年末年始でした。

昨日は旧正月、夕食でかみさんが雑煮を作ってくれました。餅はもともと味がありませんが、汁をすすりながら食べました。美味しかった^_^

改めて新年を迎えた気分!

 

年末年始は、ガンが浸潤した回腸の穿孔リスクが一番高い時期だったので、気も休まらなかったですから。

 

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味覚障害

コロナでも味覚障害は起こるようですが、イヤな副作用です。食事を楽しめませんから。かみさんと散歩がてら買い物をして、戸越銀座のベローチェに。かみさんが頼んだコーヒーゼリー、上に乗ってるソフトクリームは味がせず。

ネット情報や、薬剤師さんも言っていた「レモン水」が良いらしいので、濃縮のポッカレモンを買ってきました。朝や食事前に試してみます。

 

花粉症で薬ももらってますが、プレドニン投与終わってからにしようかと。まだ、症状はありません。

 

アップします。

通院(ジーラスタ注射)

2021/2/12  3コース目(3日目)

好中球減少を補うためにジーラスタを皮下注射してきました。通院になって2回目。入院時はジーラスタでなくフィルグラスチムを投与していました。

1コース目の1月4日には好中球数の数字が21まで減りました。これはGrade4(生命を脅かす;緊急処置を要する)に相当。基準値は2000〜7500/μL。手を打たなければ生命に影響するということです。

 

はたらく細胞の好中球

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以下は、前回の皮下注射時も一部載せてます。

 

ジーラスタとフィルグラスチム

G-CSF(Granulocyte Colony Stimlating Factor:顆粒系コロニー形成刺激因子)製剤の1つ。G-CSFとは、骨髄中の顆粒球系(特に好中球)の分化•増殖を促進する作用や好中球亢進作用、好中球に対する抗アポトーシス作用などをあらわし好中球減少症に有効な物質。

 

G-CSF製剤としては、フィルグラスチム(商品名:グラン®)、レノグラスチム(商品名:ノイトロジン®)といった製剤や、フィルグラスチムのバイオシミラー(バイオ後発品)の製剤がある。また2014年11月に発売されたペグフィルグラスチム(商品名:ジーラスタ®)は持続性のG-CSF製剤であり、フィルグラスチムにペグ(PEG:ポリエチレングリコール)という物質を結合させることで、従来のG-CSF製剤に比べ血中濃度半減期を延長させ「がん化学療法の1サイクルにつき1回の投与」を可能にしている。

 

入院中はフィルグラスチムを1コース期間内に6回投与しました。ジーラスタは上記の通り、持続性があります。その代わり価格が高い。なので、先生は「入院では使えない」と言われてました。

今日、注射をしていただいた看護師さんに改めて聞いたら「高いから。フィルグラスチムなら毎日でも打てる」とのこと。理由は“高い”、それだけのよう。

 

ジーラスタは確かに高いです。皮下注射で3.6mgですが、PET検査より高い。製薬会社が独占販売出来るのは10年のようなので、2025年あたりからは価格も下がるかも。

 

味覚障害

3コース目の抗がん剤投与後、悪化。今まで、ヨーグルトやリンゴジュースなど、甘酸っぱさはしっかりと感じてましたが、感じ方が弱くなりました。薬剤師の方によると、完全に治すのは無理だけれど、味覚障害を緩和する薬はあるとのこと。もっと酷くなったら処方をお願いするかも。

人によっては、全く味を感じない、全て苦く感じる、全て甘く感じる、などあるそうですが、そこまでではないので。

 

病院帰りにファミマで麻婆丼を買って自宅で食べました。刺激物は避けてきましたが、好物なので味を感じるかも含めて食べてみようと。辛さは感じますが、味はやはりダメですね(T_T)

 

足の指

通院は病院まで歩き。帰りも歩いて帰ろうとしたのですが、左足の薬指が痛くなり五反田から池上線に乗って帰宅。初めての痛みでした。

たまたまかみさんが帰宅した時に靴下を脱いだら、薬指の爪が割れて血が出てました。副作用で爪が弱くなってのことか?分かりません。

 

アップします。

担当先生の交代

2021/2/11  3コース目(2日目)

担当先生の交代

やはり、昨日聞いた“主治医の先生交代”が気持ちとして重い、イヤな感じ。今いらっしゃる他の先生の名前が出なかったので、おそらく他病院から来られる先生になるんでしょう。

これから、PET検査の結果を踏まえ治療方法の変更がありえる時期になるので不安ですね。今まで以上に、自分から自分の情報や疑問を積極的に発する必要があると思ってます。

 

頭の重さ

熱はありませんが、少し頭が重い。入院中だと看護師さんから「10段階でいくつ?」と聞かれますね。まあ、2かな?

 

ネブライザーベナンバックス

昨日、抗がん剤投与前に中央診療室でやった「ネブライザー」。当初、薬の名前と思ってましたが吸入器の名前でした。吸入した薬は最初に気道を広げるもの、次が本番で「ベナンバックス」という薬。これは、悪性リンパ腫での抗がん剤投与の免疫低下で引き起こされる可能性がある「ニューモシスチス肺炎(PCP:pneumocystis pneumonia)」の防止。

正常な免疫能力がある場合は、まず感染することのないものですが、ステロイド剤、免疫抑制剤長期使用、生物学的薬剤投与、などでの免疫力低下時に発生する日和見感染症(✳︎)です。

R-CHOP療法の“P”は、プレドニン。RCHOは昨日だけの投与ですが、プレドニンだけ昨日は点滴、今日から4日間は錠剤でのみます。プレドニンステロイドです。

ステロイドは、人によって顔や手がパンパンに腫れる人がいるようですが、自分は今のところ大丈夫。

 

ネブライザー

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マウスピースをずっとくわえて、細かく霧状になった薬剤を口で吸い、鼻から吐く。ベナンバックスは苦味があり、約20分やるのは結構しんどいです。

 

(✳︎)日和見感染症

日和見感染症とは、宿主の感染に対する防御能が何らかの原因によって低下した時に、通常ではほとんど病気をおこさないような病原体(弱毒微生物、被病原微生物、平素無害菌などと呼ばれる)によって引き起こされる感染症のこと。

 

今日は散歩なし。明日は皮下注射だけですが、通院します。

 

アップします。

 

抗がん剤投与(3コース目開始)

2021/2/10  3コース目(初日)

8:50  病院着。採血室にて採血と採尿。

9:00  血液内科にて体温、血圧、脈拍、体重 測定。 採血結果が出るのに1hかかるので待ち。

11:10  ようやく主治医の佐藤先生の診察。まだ、結果が出ていない項目もあるみたいだが、時間がかかっているので、今の段階でのデータで判断すると。抗がん剤投与に問題なし。

12日にジーラスタ。4コース目開始は3月3日、また2月25日にPET検査が決定。

11:30  中央診察室にて、点滴の針を佐藤先生がセット。

11:25  吸入(ネブライザー)、5分+17分。最初の5分は気道を広げる薬、あとの17分が本番、にがい!

12:00  化学診療センターへ。受付して、「おにぎり買ってきていいですか?」と了解もらって、隣にあるミニストップでおにぎりとヨーグルト購入。

12:15  前もってもらっている薬を飲む。

12:50  薬の効きを待って投与開始。投与しながらおにぎりパクパク。

 

投与順序:ポララミン+プレドニン(5分)→リツキシマブ(約3時間)→グラニセトロン(10分)→オンコビン(5分弱)→ドキソルビシン(5分)→エンドキサン(30分)→最後は生理食塩水(5分)

 

前回(2コース目)、投与順序でプレドニンが抜けていると書きましたが、ポララミンとプレドニンを混合しているようです。 

 

ドキソルビシンはやはり赤い

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17:35  ようやく終了。他の患者さんは誰もいない。会計して、薬局が18時までなので、慌てて飛び込み。

18:10  薬を受け取り、ようやく終わり。

 

かみさんが迎えに来てくれたので、歩いて大崎のゲートシティへ行き食事して帰宅。

 

主治医変更

点滴の針を刺しながら、佐藤先生が「言うの忘れてたけど、担当が変わるから」「えーっ、どこかに移動ですか?」「そう。そういう季節。3月3日は新しい先生だから、今日が最後」。ショック。最初から体の状態を時系列に分かってくれていた先生がいなくなるのは、、、「心残りだけどね」と捨て台詞のような一言がありました(◞‸◟)

 

PET検査

2月25日にPET検査。「腫瘍が明確に残っている場合は放射線治療になりますか?」と先生に質問したら、「いや、すぐにはやらず、まずは薬を変える」とのこと。

 

疲れました。

アップします。

   

明日から3コース目

2021/2/9  隙間期間

2コース目が終わり、隙間期間は5日間。“間が開いてるな〜”と思っていましたが、実質、体の中の抗がん剤の動きは分かりませんので、サイクル内も隙間期間もないんですが、、、

明日から3コース目、通院し抗がん剤投与します。

 

読売新聞

昨日の朝刊、都内版に「戸越銀座」が載ってました。「なぜ、“銀座”なのか?」。“銀座”の名を付けている「あやかり銀座」は、全国で345、「戸越銀座」はその第1号とのこと(本当かは分かりません)。商店街は谷筋にあり、以前は水捌けが悪く雨が降ると砂利道がぬかるんで歩くのも大変だったようです。昭和23年の関東大震災で「銀座のレンガの街並み」が壊滅し、そのレンガを譲り受けました。今は、レンガ敷きではありませんが、同じレンガが商店街の途中に展示されてます。“戸越銀座”の名の由来です。

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広告ですが、夕刊には少し前に書いた「ビフィズス菌」のことが載ってました。また便秘気味になってますので、腸内環境は常に気にしてます。

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本能寺の変

麒麟がくる」最終話は「本能寺の変」。光秀は全編を通して、志のある武将として描かれてましたね。

急遽引き返した(中国大返し)秀吉との「山崎の戦い(ほとんど語られなかった)」で敗れ、最期は落武者狩りで百姓に殺されたとか、傷を負って自害したとか、諸説ありますが、そうした最期の部分は描かれず。

光秀が思っていた「麒麟」は、その後降臨したのか、また、各武将の考え/動向、秀吉や家康のその後を少しナレーションで語って欲しかったなと思ってます。

なお、光秀が“三日天下”に終わったのは、信長を討つ前に事前の根回しで味方を確保していなかったこと、火を放たれ信長の首を取れなかったこと、ではないかと。他は、仲違いの兆候はあったにせよ、やはり信長の一番の家来であった光秀の“主君に対する裏切り”に各武将は呼応出来なかったのかと思います。

 

ミカヅキモモコ

運営会社が破産とのこと。1/16、2コース目の抗がん剤投与翌日に、武蔵小山の店でカカトのあるスリッパ買ったばかり。かみさんが好きな店でショックなよう。

 

スリッパ(埃?は無視で)

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今日は散歩やめました。

アップします。