昨年の今日、入院
2021/12/22
今日も良い天気ですが、寒い。
昨年の今日
昨年の今日(2020年12月22日)、NTT東日本関東病院に入院しました。手続きなど終わり、入院フロアに行き、かみさんとお別れ。コロナで一切の面接禁止ですから、他の人は待合室まで。
少しベッドにいたら先生に呼ばれて説明を受けました。インフォームドコンセントです。
インフォームドコンセントは「医師と患者との十分な情報を得た上での合意」です。本来は家族同席だと思いますが、コロナの影響。なお、昔は本人へのガン告知はしなかった。ガンが不治の病だったからかも知れません。
自分の病名は「悪性リンパ腫(びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL))」。
右頸部リンパ節の検体で、DLBCLと確定しました。
インフォームドコンセント(書面)の「病名•症状」には、
「DLBCL stage4A,IPI HI,aaIPI HI」
と書かれてました。
stageは、ガンの“広がり“。腸管(リンパ節ではない)にも認められたので、stageは4です。
「4」の次の「A」は全身症状の有無で、発熱や寝汗、体重減少などがあれば「B」、自分は無いのでA。
悪性リンパ腫は「ホジキンリンパ腫(HL)」と「非ホジキンリンパ腫(NHL)」に大別されます。日本では後者が大半を占め、自分も「非ホジキンリンパ腫(NHL)」です。
また、NHLでの臨床経過からみた分類として、低悪性度(年単位で進行)、中悪性度(月単位で進行)、高悪性度(週単位で進行)の3つのタイプに分かれますが、DLBCLは「中悪性度」。
一年前、体の不調は何もなく、首のシコリを見つけたのが発端。気付かずに治療せずにいたら、月単位の増悪が起こり、数ヶ月の命だったようです。
なお、体の状態の評価や「予後因子」の判断を指標に照らして治療法が決まります。
「予後」とは「今後の病状の見通し」ですが、「余命」の意味で使われることもあります。
最初に造影CTを撮ったとき、膵臓に腫瘍らしきものが。病巣は膵臓で、膵臓癌からのリンパへの転移が疑われました。
消化器内科の先生に画像を診ていただき、「膵臓ではなくリンパだろう」と。その際、「膵臓癌は予後が悪い」と言われてました。
IPIは「国際予後指標(International Prognostic Index)」の略。aaIPIは、「年齢調整国際予後指標」で、どちらの評価でも自分はHIとなってます。
低リスク、低中間リスク、高中間リスク、高リスクのうち「高中間リスク(High-Intermediate risk)」です。
IPIとaaIPIの詳細は書きませんが、判断となる「予後因子」には、年齢、LDHの値、日常の活動性(PS)、stage、節外病変があります。
R-CHOP療法での6コースの治療が選択されたわけですが、1コース目は初回ですから、副作用の状況は重要でした。
リツキシマブによるinfusion reaction(24時間以内のアレルギー反応)や腫瘍崩壊症候群(腫瘍の急速な細胞崩壊のため、細胞内成分とその代謝産物が腎臓に影響を及ぼし、腎不全などを引き起こす)もなかった。
そうでなければ、治療も予定より厳しいものになったと思います。
なお、5年生存率の数字は気にしないことにしてます。体力のある方から無い方を含めてのものですし、「寛解」になっていますが完治はないものと思っていますので、どう付き合うか、向き合うか、です。それは今後も変わりません。
白血病や悪性リンパ腫で死んでしまう方もいますが、何が違うのか?自分の場合は治療(抗がん剤)を体が受け入れるかどうか、耐性だと思います。
市中感染
オミクロン、市中感染出てしまいましたね。時間の問題とは思っていましたが、、、
アップします。