日記(悪性リンパ腫 闘病記)

「悪性リンパ腫」での闘病記録です。同じ病気、また他の癌と戦っている/戦った人に何か役に立てるかと思い、書き留めます。

ジョブズと膵臓がん

2021/4/29  6コース目(14日目)

昨日のブログ「10年生存率」で、「膵臓がん」の予後が悪いというデータを載せました。

タイトルの「ジョブズ」は、もちろんスティーブ•ジョブズ。2011年に亡くなりましたが、膵臓がんでした。自分が「一番のプレゼンターは誰?」と聞かれれば、真っ先にジョブズの名を挙げます。

 

ジョブズ

ティーブ•ジョブズの素晴らしいプレゼンテーションは、YouTubeでも散見されます。ただ、2005年にジョブズが招待されたスタンフォード大学卒業式

でのスピーチは「伝説のスピーチ」とも呼ばれますが、スライドもなく、壇上で歩くこともない「スピーチ」です。聞かれたことのない方はぜひ聞いてみて下さい。15分ほどですが、価値あります。このスピーチの準備にかなりの時間を費やし、「大変だった」とジョブズは語っています。人生の節目節目でこのスピーチを見る方もいます。

 

スタンフォード大学卒業式スピーチ(15分くらい)

https://youtu.be/RWsFs6yTiGQ

 

「3つの話」で構成されていますが、最後の話は「死(Dead)」。この時、「元気になった」と言っていましたが、2011年10月5日、膵臓がんによる呼吸停止で亡くなりました。56歳。

 

膵臓がん

膵臓がん」は「難治がん」と言われます。膵臓はおなかの深いところにあり、他の臓器や血管に囲まれているため、腫瘍を見つけることや診断のために細胞を取ることが困難なようです。

 

膵臓

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ただ、早い段階、小さい段階で見つけられれば根治する確率は上がります。

ある記事では、

日本の2万人を超える膵臓がん患者さんのデータによると、すい臓がん全体の5年生存率(がんの治療を開始してから5年後に生存している人の割合)は13%と非常に不良ですが、10mm~20mmの大きさで見つけた場合は50%、10mm以下の大きさで見つけることができれば、80%以上に改善することが分かっています。しかし、その発見率は、10mm~20mmの大きさで全体の5%、10mm以下に至っては0.8%にすぎません。

サインを見逃さないことが大切とのこと。

膵臓がんの症状として、腹痛、食欲不振、腹部膨満感(おなかの“はり”)、体重減少、黄疸、糖尿病の発症・増悪、背中の痛みなどが挙げられます。

一般的に、初期には無症状なことが多いと思われていますが、20mm以下の膵臓がん患者さんの80%以上は、上記のうちの何らかの症状を認めることが明らかになっています。

 

「サイン」は、どんなガンであっても重要ですが、自分は「頸部のシコリ」より前、何かなかったのか?自問自答して来ましたが、残念ながら何もなかった。あったのかも知れませんが、思い付きません。

 

アップします。