日記(悪性リンパ腫 闘病記)

「悪性リンパ腫」での闘病記録です。同じ病気、また他の癌と戦っている/戦った人に何か役に立てるかと思い、書き留めます。

秋津先生の所見とビールの夢

2021/4/14  隙間期間

昨日で5コース目が終わり、今日と明日は隙間期間です。6コース目は明後日から。

 

10年以上前に亡くなっている友達と駅で待ち合わせて、六本木でビールを。ライブハウスで女性が歌っているのを聴きつつ、知り合った同じテーブルの男性に「今、抗がん剤治療中」と話したところ、「自分も、、、」。

 

何か過去の病を伝えられましたが、起きたら覚えてません。「ビール飲んでいいんだろうか?」と思いながら飲んでました。

入院以来もちろん飲んでませんし、飲みたいとも思っていませんでしたが、心の中は違ったようです。ビール飲みたい!!

 

秋津先生の所見

3コース(全体の半分)が終わって2月25日に実施した「PET/CT検査報告書」のコピーを、戸越銀座の秋津医院で秋津先生にお渡しして、見解を聞きました。

 

以下は「PET/CT検査報告書」の内容:

【診断】

1) 悪性リンパ腫治療中

前回認めた頸部、鎖骨上下、腋窩、縦隔、上腹部、傍大動脈、腸管膜リンパ節の集積は著減し、明らかな異常集積は認められません。活動は低いと考えますが、経過をご確認下さい。他にも明らかなリンパ腫病変を疑う異常集積を認めませんが、骨は経過をご確認下さい。

【所見】

〈FDG-PET/CT〉

臨床初見:悪性リンパ腫(DLBCL)に対しR-CHOP3コース後

投与時血糖値;93mg/dL。投与FDG量;269.0MBq。

【画像所見】

1) 前回異常集積を認めた頸部リンパ節の集積は著減し、バックグラウンドレベルとなっています。活動性は乏しいと考えられます。

2) 気管周囲リンパ節の集積(SUVmax;E2.7)は著減し、反応性集積の範囲内となっていますが、経過をご確認下さい。

その他、前回異常を認めた鎖骨上下、腋窩、縦隔、上腹部、傍大動脈、腸管膜リンパ節への集積も著減し、明らかな異常集積を認めません。いずれも活動性は乏しいと考えられます。

3) 今回の検査では回腸末端〜盲腸領域に異常集積は認めません。

4) 肝脾腫なし。FDG集積(肝(E;3.2)、脾(E2.6))も均一で、生理的集積の範囲内と考えられます。なお、縦隔(上行大動脈)への集積(E;1.8)。

5) C6椎体(E;4.2)やL3椎体(E;3.7)に集積亢進域を認めます。また、椎体や肋骨の集積が全体的にやや亢進しています。骨髄機能亢進を反映した生理的集積の範囲内と考えますが、リンパ腫の浸潤は否定出来ません。経過をご確認下さい。

6) その他、撮像範囲に明らかなリンパ腫病変を疑うFDGの異常集積を認めません。

7) 脳、咽頭、心、肝、脾、腎、膀胱、尿管、腸管などに生理的•非特異的集積を認めます。左坐骨棘周囲軟部組織への集積(E;5.8)は前回より減弱していますが、炎症が生じている可能性があり、症状もご確認下さい。

8) 心嚢液貯留。両腎嚢胞。

 

秋津先生の所見:

全て意見を頂けた訳ではありませんが、

1) 前回異常集積を認めた頸部リンパ節の集積は著減し、バックグラウンドレベルとなっています。活動性は乏しいと考えられます。

の部分で「バックグラウンド」とは、「元々人間の体は放射能を持っていて、そのこと」。自分はガンの基、赤ちゃんのガンがあるのかと思ってましたら、そうではありませんでした。良かった。

 

5) C6椎体(E;4.2)やL3椎体(E;3.7)に集積亢進域を認めます。また、椎体や肋骨の集積が全体的にやや亢進しています。骨髄機能亢進を反映した生理的集積の範囲内と考えますが、リンパ腫の浸潤は否定出来ません。経過をご確認下さい。

画像も見ていただきました。「ほんのわずか、白く映っているけども気にしなくて良いのでは?経過観察は必要」。6コース終わってのPETで、また確認ですね。

 

左坐骨棘周囲軟部組織への集積(E;5.8)は前回より減弱していますが、炎症が生じている可能性があり、症状もご確認下さい。

「炎症なんだろうね」。これも経過観察ですね。はっきりと腫瘍かは分かりません。

 

全体として、「抗がん剤の効果が良いね、あと1コース、頑張って!」。最初の1コース目初日(昨年12/24)に抗がん剤投与後、その日の夕方には頸部のシコリが消えたと伝えたところ、「普通はそんなに効かないからね」。

 

6コースが終了しての検査がどうなのか?怖いような、楽しみなような。

 

アップします。